外食産業の店長が陥る「過労死ライン」の実態 – 労働者を守る法的知識と対策 公開日:2025年11月2日 いろいろ 最近、外食店を訪れた際に目にする光景が変わってきています。席につくとまず目に飛び込んでくるのはタッチパネル式の注文端末、料理を運んでくるのは配膳ロボット、そして会計は自動精算機で済ませる──。便利になった、いや人間に対応 […] 続きを読む
「ちゃん付け」はなぜセクハラ?――性差別型ハラスメントの現代的課題を考える 公開日:2025年10月28日 労務管理 2025年10月、東京地裁は、佐川急便の営業所に務めていた40代女性に対して、職場で「ちゃん付け」で呼び、「かわいい」「体型良いよね」等と発言した元同僚男性の言動を、「限度を超えた違法なハラスメント」(=セクハラ)と認定 […] 続きを読む
副業・フリーランス時代の「労働者性」――河合塾講師事件から考える、自由な働き方と本当のリスク 公開日:2025年10月16日 労働 今年9月、12年にわたった河合塾講師の雇止め事件の判決が出ました。 業務委託契約だったにもかかわらず、最高裁の決定で「労働者性」が認められ、復職と10年分の賃金(バックペイ)の支払いが河合塾に命じられました。契約の形式と […] 続きを読む
能力不足で本当にクビにできる?――判例と現場から考える日本の「能力不足解雇」 公開日:2025年9月19日 労務管理 「新卒で入社して10年勤めた社員が能力不足を理由に解雇され、その解雇が東京地裁で有効とされた」というニュースが、最近報じられました。(能力不足解雇が有効に 新卒入社10年目で 東京地裁|労働新聞 ニュース|労働新聞社 ) […] 続きを読む
扱いにくい「論破系」の新入社員を解雇できるか 公開日:2025年7月31日 労務管理 「論破」という言葉がインターネット文化と共に広まった現在、職場でも相手を言い負かそうとする話法を多用する新入社員に頭を悩ませる企業が少なくありません。令和2年9月28日の東京地裁判決は、まさにそのような新入社員の解雇につ […] 続きを読む
ハラスメント懲戒処分の落とし穴:「解雇しろ」の声に惑わされない正しい判断とは 公開日:2025年7月18日 労務管理 企業でハラスメント事件が発生すると、SNSでは「すぐに懲戒解雇にしろ」「甘い処分では済まされない」といった声が上がることがよくあります。一般的に、会社は問題社員を自由に処分できると思われがちですが、実際の法的現実は大きく […] 続きを読む
フジテレビ社員が格闘技大会出場で戒告処分―その背景と会社員が知っておきたいポイント 公開日:2025年4月29日 労務管理 2025年4月末、現役フジテレビ社員で格闘家としても活動するウザ強ヨシヤさんが、東京ドームで開催される格闘技イベント「RIZIN男祭り」への出場を巡り、勤務先のフジテレビから戒告処分を受けたことがニュースになりました。こ […] 続きを読む
始業・終業時のタイムカードの打刻と労働時間 公開日:2024年1月16日 実務給与計算 残業の場合はタイムカードの打刻が優先 タイムカードの集計について、経営者からよく出る質問があります。 仕事が終わってからも、職場でぐずぐずして、15分か20分たってから、やっとタイムカードを押して帰るような人の場合も、タ […] 続きを読む
フリーランス契約か雇用契約か 公開日:2023年10月8日 労務管理 近年、通常であれば従業員を雇用するような場面で、フリーランス契約を採用するケースが増えています。 フリーランスと業務委託契約を結ぶと、従業員を雇用する場合と違い、労働諸法令の適用がないので、社会保険に加入させる必要もなく […] 続きを読む
60歳定年後、再雇用で賃金を下げるとき 公開日:2023年7月23日 労務管理 定年退職後の再雇用の際に基本給を減額したことの妥当性が争われた訴訟で、最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は20日、基本給の性質や目的を踏まえて引き下げの合理性を評価すべきだとする判断を示した。その上で、定年時の6割を下回る […] 続きを読む