苦手なことを習慣化するコツ

1年の計は元旦にあり、ということで、お正月休みの間に、ことしの目標をたてた方も多いのではないでしょうか。

毎年やってるよ! という方、その目標、いつまで覚えていますか? 年末にふりかえりはしていますか?

と、他人事のように書きましたが、これは自分自身のことですね。そもそも、「どうせすぐ忘れるし」と目標自体あまりたてない方ですが、たててもたいてい三日坊主でした。

しかし、昨年はなぜか違いました。

元旦にたてた目標ではないのですが、きりのいい4月1日に目標をたてました。

「朝の運動を一生続ける」

どうですか、壮大でしょう?

自分のコロナ太りにびっくりして始めたのがほんとうのところですが、わたしは運動がとても苦手です。いままでダイエットの必要もあっていろいろ取り組みましたが、続いた試しがありません。

でも今回は、お風呂に入ったり、爪を切ったりするように「ちょっとめんどうだけど、そこに時間を使うのは当然のこと」として、運動をやってみようと思いました。入浴や爪切りは一生やるのが当たり前ですので、運動も一生やります。

自分の24時間のうち、朝の30分は捨てる! という覚悟です。

とはいえ、強い覚悟も、覚悟だけでは、なかなか続きません。続けるためのしくみ、工夫が必要です。

9ヶ月後の現在も、苦手な運動を続けているコツはなんでしょうか。

① 時間を確保する

「余裕があったらやろう」は無理です。まず時間の確保です。
具体的には、他の仕事等のじゃまが入らない時間に設定するということです。わたしの場合は朝食前、つまり運動しなければ朝ご飯食べないと決めていました。

② 飽きないように変化をもたせる

毎日同じことをずっと続けるのは苦手なので、次の3つのメニューを日替わりで、行っています。

  • 筋トレ15分+ストレッチ10分
  • エアロバイク20分+ストレッチ10分
  • オンラインヨガ30分

③ 気分がのらない日は5分でもOKにする。


そんなにしょっちゅうではないですが、スクワット30回やってストレッチは首を伸ばして終わり、ということも。これでだいたい5分くらいですね。

さぼったという罪悪感はこれでなくなりました。

もっと多いのは「あー、きょうはいやだなー。でも、5分だけやろう。途中でいやになったらやめよう」と思って始めると、不思議と予定通りできちゃうんです。

とっかかりのハードルを思い切り下げて、とにかく始めると、自動的に体が動いてきます。

④ 計画的に休みをとる

最初は試行錯誤しましたが、4日やって1日休むというペースにおちつきました。

体力がないし、運動経験もないし、年だし、毎日だと体にムリがくるということがひとつの理由です。

中高年になってから運動を始めると、故障して中断してしまう方が多いのですが、まじめに毎日やりすぎることが原因ではないかと思っています。

そして、このように頻繁に休みを入れておくと、きょうはちょっとイヤだな、と思っても、あと1日か2日やれば休みだから、不思議とサボる気がなくなりました。

⑤ 計画を立て、記録をとる

火木はヨガで、他の日に筋トレ、エアロバイク、休みを入れていくという日課なので、覚えられず「きょうはなにやるんだっけ?」となってしまいます。

そこで、エクセルで日課表を作っていました。変更したときはその表も変更し、終わればそのまま記録になりました。目に見えて結果が残るのは励みになります。

⑥ やってるよ~と宣伝してほめてもらう

SNSに投稿して「やってるよ~」とアピールしましょう。励ましやお褒めの言葉がもらえます。

おだてられると木に登るタチなのでこれは有効でした。

ヨガの先生と、定期的に行っている鍼灸院の先生にも、上達や体の変化をいつもほめてもらっています。

たった30分程度ですが、毎朝運動を続けた結果、体型がすっきりし、体力がつき、めんどくさいことにさっさと取り組む気力も出ました。

朝からすがすがしい気分になります。メンタルにも好影響です。

これはわたしの場合ですが、ヒントになるかと思います。ぜひ応用して下さい。