いまお読みのこのサイトは、Wordpress で構築し、お問合せフォームに Contact Form 7というプラグインを使用しています。

見た目が素人っぽいのでおわかりかもしれませんが、とくにサイト運営に関する専門的な知識がない筆者が、自分でサイトに WordPress を導入し、10年以上運営しています。

サイト運営の悩みのひとつとして、スパムメールがあると思いますが、最近、このサイトにもお問合せフォームを利用した大量のスパムメールが届くようになり、対策の必要性を強く感じました。

今回は、AkismetHoneypotreCAPTCHAという3つのスパム対策を実際に導入した経験をもとに、初心者の方でも分かりやすいように手順とポイントをまとめます。

なぜスパム対策が必要なのか?

お問い合わせフォームから大量のスパムが届くと、次のような不都合が発生します。

  • 本当に必要なお問い合わせが埋もれてしまう
    大量のスパムメールの中から大切な連絡を見逃すリスクがあります。
  • メールチェックや管理の手間が増える
    毎日大量の不要なメールを削除する作業が発生し、時間が奪われます。
  • セキュリティリスクの増加
    スパムメールの中には、ウイルスやフィッシング詐欺につながるものもあり、サイトや個人情報の安全が脅かされる可能性があります。
  • メールサーバーの負荷や、最悪の場合はメールアカウントの停止
    短期間に大量のメールが届くと、メールサーバーがパンクしたり、プロバイダーによって一時的にメール送受信が制限されることもあります。

Contact Form 7でできる主なスパム対策

1. Akismetの導入

Akismetは、WordPress公式のスパム対策プラグインです。世界中のスパム情報をもとに、自動で迷惑メールを判定してくれます。

導入手順

  1. WordPress管理画面で「プラグイン」→「Akismet Anti-Spam」をインストール・有効化
  2. Akismetの公式サイトでAPIキーを取得
  3. Contact Form 7のフォーム編集画面で、各項目にakismet:authorなどのオプションを追加
    例:[text* your-name akismet:author]

2. Honeypot for Contact Form 7の導入

Honeypotは、フォームに「人間には見えない」隠しフィールドを追加し、ボットによる自動送信を防ぐプラグインです。

導入手順

  1. 「Honeypot for Contact Form 7」プラグインをインストール・有効化
  2. Contact Form 7のフォーム編集画面で「ハニーポット」ボタンからフィールドを追加
    例:[honeypot honeypot-1]

3. Google reCAPTCHAの導入

reCAPTCHAは、Googleが提供するスパム防止サービスです。自動判定で人間かどうかをチェックし、ボットによる送信を防ぎます。

導入手順

  1. Google reCAPTCHAのサイトでサイトキーとシークレットキーを取得(v3推奨)
  2. WordPress管理画面の「お問い合わせ」→「インテグレーション」からreCAPTCHAを選択し、キーを入力
  3. フォームの下部にreCAPTCHAのバッジが表示されていれば設定完了

実際に使ってみて感じたこと

  • どの方法も、特別なITスキルがなくても導入できるのが魅力です。
  • それぞれ単体でも効果がありますが、複数の対策を組み合わせることで、より安心してフォームを運用できると感じました。
  • スパムが減ることで、本当に必要な問い合わせを見逃さず、安心してサイト運営ができるようになりました。

お問い合わせフォームのスパム対策は、サイト運営者にとって欠かせない課題です。
Akismet、Honeypot、reCAPTCHAは、どれも無料で導入でき、初心者でも設定が難しくありません。
スパムメールに悩んでいる方は、ぜひ一度試してみてください。