当事務所では、広告宣伝にあまりお金をかけていません。
DMも長いことやっていませんし、今年になってネット広告を始めたくらいです。

事務所の収入の柱は、顧問契約、ハラスメント対策のご相談、セミナー・研修といったところですが、どの項目についても、最近はネット経由でのご依頼が多くなっています。
ネット経由、ということは、いまみなさんが見ているこのサイトをご覧になって問合せのメールや電話をいただいているということなので、このサイトのアクセス数は、営業上かなり重要なんですね。
ある程度のアクセス数がないと、社労士や研修講師を探しているお客様がいても、検索したときにこのサイトを見つけてもらえませんから。

アクセス数を増やすには役に立つブログ記事を増やす

さて、サイトのアクセス数を増やすには?
SEO(検索エンジン最適化)的にはいろいろあるようで、本を読んだり、セミナーを聞いたりしてみましたが、正直なところよくわかりません。
基本はよいコンテンツを増やす、ということだと思っています。
そのために、せっせとブログを更新しています。
ブログの本数が多く、内容が役に立つものであれば、アクセスも集まり、「ここは信頼できる事務所だ」と思ってもらえて、ご依頼も増えるということですね。
これは体験的に言えることです。

ブログをしょっちゅう更新していても、アクセスが集まるタイトルはそんなにありません。
でも、どのタイトルが人気になるかはわかりません。数を書くとそのうちいくつかはヒットするという感じです。
そういうこともあって、本数を書く必要があるんですね。
もちろん、たくさん書けば、書くスキルも上がっていきます。
量はだいじです。

長く読まれる記事は財産

このブログの記事は、投稿したその日はそんなに注目されるわけではないのですが、その後検索経由で何年もアクセスが集まります。
このサイトの財産ですね。

たとえば、この6月にアクセスが多かった上位5本の記事はこれです。
6月には11本の記事を書いているんですが、新しい記事はひとつもランクインしていません。

  1. 有給休暇は、個別付与と一斉付与、どちらがよいか(2014/08/07)
  2. 男性が育児休業取得を考えたら、知っておきたい6つのこと(2017/04/07)
  3. 退職者の社会保険料を給与から控除するために、知っておくべきこと(2014/06/18)
  4. ほめことばもセクハラになる?(2018/02/20)
  5. 事実婚の妻の連れ子を扶養に入れられるか(2014/07/06)

なんと2014年に書いたものが3本も!
実は、この時期せっせとブログを量産していたのでした。
そのうち忙しくなってブログ投稿から遠ざかってしまい、更新しないとアクセスが減るので、これはまずいと思って、また投稿しだします。
2014年夏は、そんなふうにして何回か来たブログ量産期の中でも、質・量ともに最高だったようです。
現在がんばって更新している2019年の記事も、そのうち真価がわかるでしょう。

タイトルの力もある

投稿した当日はそんなに注目されるわけではない、と書きましたが、なぜかいきなり注目が集まったのがきのうの記事です。

「ハラスメント加害者は悪い人ではないんです」

この記事、最初に発表したときのタイトルは「ハラスメント加害者は悪い人ではない」(カッコなし)でした。
その後、カッコ付きにして、話し言葉風の現在のものに変更しました。

アクセスが多かった原因はよくわかりませんが、おそらく、最初のタイトルが興味をひいたのではないかと思います。
逆説、つまり、世間の常識と反対のことを言うと、目をひきやすいんですね。

その点では成功だったのですが、なぜ途中で変更したかというと、ハラスメントの被害を受けている方を傷つけるのではないかと考えたからです。
直接のきっかけは、Facebook で友人がこの記事をシェアしてくれたところに「タイトルはもう少し考えたほうがいい」という内容のコメントがついたことでした。
コメントしてくれた方は、わたくしが一方的に存じ上げているだけで面識はなかったのですが、もっともだと思ったので、そこから考えて変更しました。
これで、わたしが考えているように「だれかがそう言っていた」という意味に受け取ってもらえるといいのですが、その効果のほどもやはりわかりません。

文章を書いて、それをネットで発表するというのは、大海に小石を投げるような感じのときがほとんどですが、確実に波紋が広がり、大きな波になることもあります。
もちろん、広告宣伝のためにやっているわけですが、だからやめられない、というのもありますね。