上の写真は、2011年5月22日、茨城県理学療法士会様での研修の模様です。
この写真では、前の方しか写っていませんが、参加者の方の肩が触れそうなくらい、詰めて座っているのがわかるかと思います。
参加者全体の人数は150名以上とのことでした。
これが、わたしの本格的な講師デビューです。

当初の予定は3月27日でした。
2011年3月11日の直後です。
茨城県も大きな被害を受け、宇都宮からの移動に使うつもりだった北関東道も、地震直後は通行止めになっていました。
また、予定していた会場も地震の被害で使用できなくなってしまい、準備はしたものの、一時はキャンセルになってもしかたがない、と思ったことを覚えています。

そのような経過でしたので、実際に登壇して、多くの参加者の方の顔を見たときは「ほんとうにみなさんの顔が見られてうれしい」と、心から思い、そのようにごあいさつしました。

この日のことを、当時のブログに書いたものを再録します。

茨城県理学療法士会での研修講師

このお話を、友人の徳田太郎さんから紹介されたのが、昨年12月。当初の予定は、3月27日だった。
当然ながら延期となったのだが、その後、会場が2度変更になり、最終的に土浦のつくば国際大学に落ち着いて、やっと5月22日に開催となった。

ひとりで高速にのり、知らない道を走るというのも不安なものだが、何度かメールで打ち合わせをしたとはいえ、担当者の方とも初対面、もちろん、参加者にも知り合いは誰もいない。そんなことは、講師業をやっている方にはアタリマエのことなのだろうが、初めての完全アウェイ状態で、ドキドキしながら会場にたどり着いた。

事前の打ち合わせでは、人数は50から70くらいだろうけど、同時間に別会場でほかの研修が行われ、参加者がどちらを選ぶかは当日にならないとわからないということだった。これがフタを開けてみると、150人を超えているということで、主催者はレジメが足りないとコピーに走り、会場は超満員で後ろに立っている人までいるという状態。こりゃたいへんだ、と思ったものの、今回のプログラムはワークなどは何も入れておらず、自分が1時間半しゃべるだけ、というものだったので、それほど動揺はなかった。

理学療法士の団体ということで、おそらくあまり触れたことのない分野の話、しかも、なぜか会場のエアコンがきかず蒸し暑い中だったが、たいへん熱心に聞いていただいたのはありがたかった。この場を借りて、参加者の方々、そして、いろいろフォローしてくださった主催者の方々に御礼を申し述べたい。ありがとうございました。

この日のテーマは、「セクシュアル・ハラスメント、パワー・ハラスメントへの対応」を中心としたもので、主催者の予想を超えた人数となったのは、おそらくこのテーマへの関心が高かったからではないかと思う。理学療法士の方たちが勤めている医療現場では、たいへん厳しい労働条件になっている所が多いと聞く。忙しくて気持ちに余裕がない中で、良好な職場の人間関係を作るというのも難しい話である。多くの人が、具体的な課題を胸に、聞いていただいたのではないだろうか。

わたしの提供した講義が、少しでも職場に戻って役に立つことがあればこんなうれしいことはないが、その結果についてはわからない。だが、少なくとも、わたしの言葉が、はねかえされるのではなく、吸い込まれていくような実感は持つことができた。

直接に顔を見て、自分がすべて用意したコンテンツを自分の言葉で語る。ひとりひとりと触れ合うわけではないのだが、これもまた、大きなやりがいのある仕事だなぁと感じた日だった。

それまで手続きが仕事の中心だったわたしが、講師業に本格的に足を踏み出そうと思ったのは、上の文章で太字にしたような、このときの体験があったからです。

また、このときのテーマが「セクハラ・パワハラ」。
社労士として、顧問先様のご相談には乗っていましたが、人前でまとまった内容を話すということで、改めて相当勉強しました。

この年の11月にハラスメント防止コンサルタントの認定試験を受けたのですが、この研修のための勉強という基礎があったので、それほど苦労せず一度で合格することができました。

ハラスメント防止研修は、現在の仕事の大きな柱になっています。
それも、このときの研修が出発点だったとも言えるでしょう。

その後、どうやって講師としてのキャリアを積んだのか。
人前で話すというスキルはどうやって手に入れたのか。
これから「人前で話す」ことで、活躍の場を増やそうという方に、そのノウハウをお伝えする、セミナーに登壇します。

2019/03/20(水)10:30~17:30、東京での開催です。

少人数で、1日かけてみっちり学んでいただくセミナーです。
ぴんと来た方は、お早めにお申し込み下さい。