突然ですが、カウンセラーと研修講師の仕事の共通点はなんでしょうか。
それは「相手の行動が変わるよう試みること」です。
よく「行動変容」という言い方をしますが、「思考の変容」ではありません。内心で考えていることがどう変わるか、それは外からはわからないことです。
思考が変わった結果、行動が変わるということは当然ありますが、そこは目標ではないのです。
そして、こちらの行っていることは「試み」であり、行動を変えるかどうか決定するのは、相手です。
「変わりたい」と思っている相手をどうサポートするか、それが、わたしの考えることであり、カウンセラーや講師がいろいろ勉強し、工夫して試みていることなのです。
主体は、あくまでも、クライエントとして、また、セミナーの参加者として、わたしの前に存在している「あなた」です。
これが、この仕事のおもしろさであり、難しさでもありますね。
相手がなかなか思い通りにならない、とイライラするような場合、ちょっとこの考え方を思い出してみてください。
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