2014年も前半が終わり、新しい月のはじまりです。
人事労務担当のみなさまは、算定基礎届の準備に追われていることかと思います。わたしも、そろそろ最終コーナーにかかっているところです。
さて、今月も誰得コーナーやっちゃいます。6月にアクセスが多かった記事を公開しましょう。
パーセンテージは、ブログだけでなく、このサイト全体の中でのアクセス数の割合を示しています。
1位 失業保険をすぐもらえるかどうかの基準が拡大 (53.8%)
4月からの雇用保険法の一部改正についての記事でしたが、Twitter で、2,000回以上 RT され、6月のアクセス数の半分以上を稼ぐというヒットになりました。
人事労務担当者向けというよりも一般向けだったこと、内容があまり周知されていなかったこと、そして、長時間の残業に対する関心が高かったこと、などが要因ではないかと考えています。
4月前後に、かなりの数の社労士や、人事労務関連のサイトで記事になっていたはずの内容なんですが・・・やはり、SNSの威力ということでしょうか。
2位 都議会ヤジ問題から考える職場のセクハラ (3.1%)
時事問題にからめて、職場でのセクハラ防止のために注意する点を説明した記事です。
最近、ハラスメント防止の研修の中心はパワハラになっており、セクハラについては、ひととおり知識もゆきわたっているのではないかと考えていましたが、この問題に関するネットでの反応を見ていると、セクハラがどういうものか、ということへの理解もまだまだ、と感じました。
セクハラというと興味本位でとりあげられがちですが、会社のリスク管理の一環として、時代に応じた正しい知識を広める必要があると痛感しています。
3位 自分の気持ちをわかってもらうための、たったひとつの冴えたやりかた (3.0%)
超弩級の1位が出たので、2位以下はコンマ以下の争いになってしまいました。
職場に限らず、人間関係全般に役立つコミュニケーション・スキルについて解説した記事です。
わたしが書くと、どうしても主人公は女性になってしまいます。実際、女性の方にぜひ読んでもらいたいと思って書いています。
4位 宴席での女子力 (2.3%)
7月1日、まさにきょうから、雇用機会均等法の施行規則が改正され、下に引用したように、セクハラの背景として旧来の男女役割分担意識があることが明記されました。
セクシュアルハラスメントに関する方針の明確化とその周知・啓発に当たっては、その発生の原因や背景に、性別の役割分担意識に基づく言動があることも考えられる。そのため、こうした言動をなくしていくことがセクシュアルハラスメントの防止の効果を高める上で重要であることを明示。
また、歓送迎会、飲み会などの場というのは、セクハラの温床でもあります。その点にも注意していただきたいところです。
タイトルに「女子力」という最近流行のタームを入れてみましたが、これが影響あったかどうか・・・
5位 気弱な姉と気楽な妹-『アナと雪の女王』 (1.8%)
アナ雪強し!
5月1日の記事なのですが、いまでもアクセスがあります。
姉と妹、ふたりのヒロインのうち、あなたはどちらに感情移入して見たのでしょうか。
6位以下は、タイトルのみ掲げておきます。気になる記事があったら、ぜひご覧ください。
6位 離職理由について会社と主張がくいちがうときは、どのように判断されるか (1.7%)
7位 「オトコオンナはいらない」はセクハラか (1.4%)
8位 あやまることの意味 (1.4%)
都議会のヤジ問題の影響と、7月の均等法施行規則改正をにらんで、セクハラ関連の記事が多くなった月でした。
7月以降も基本的に毎日更新しますので、感想および、テーマへのリクエストをいただけるとうれしいです。あなたの一言が、更新意欲を支えています。
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