当事務所の今年のテーマとして「わかりやすい情報発信」を挙げ、動画の活用も・・・と書いた舌の根も乾かぬうちに申し訳ないのですが、個人的には動画の解説はどうも好きになれません。
理由の第一は「時間がもったいない」ということです。
10分20分の動画。これが文章になっていたら、3分か5分で読める、そもそも、読むべきかどうか判断するのにかかる時間は1分もいらない。つい、そう思ってしまい、最後まで見る気にならず、途中でひきかえすことが多いのです。
気が短いと言ってしまえばそれまでですが、本題に入るまでの時間が耐えらません。結論から言って、結論から! と頭の中で叫んでいます。
がまんして最後まで見て、自分に必要な情報がほとんど入っていないとわかったときの徒労感。わたしの時間を返して~という感じです。
理由の第二は素人のたどたどしいナレーションに耐えられないこと。
自分自身楽しそうに話している方はまだいいのですが、いかにも会社にやらされています、という雰囲気で、表情は固く、「あの~」等のノイズ満載となると、ますます見るのがいやになります。
よくあるレシピサイトのように、写真、文章、動画とあって、それぞれに補い合っているのならば、とても使い勝手がいいのですが、動画オンリーだと忍耐力を試されている感じです。
耳から聞いたほうがわかりやすい。写真や文章と違い、動きがある映像だと興味がひかれる。文章では読む気にならないけど、動画なら流しておけば勝手に頭に入ってくる。
そのような方が多いので、現在のように動画が多用される時代がきているのでしょう。
でも、自分自身でなにかを解説する動画をつくると、まさに自分がイライラしているようなものができあがりそうです。
さて、これをどう乗り越えるのか。そもそも乗り越える必要があるのか。などと考えていると、世の大勢に乗り遅れていくのかもしれませんね。