わたくしは、社会保険労務士であるとともに、産業カウンセラーです。名刺を出すと「産業カウンセラーって、なにをやる仕事ですか?」と聞かれることがよくあります。
いつも、こんなふうに答えています。
「『カウンセラー』ですから、カウンセリングで、相談者の方を心理的に支援すること、そして、『産業』とついていますので、とくに、キャリアや職場のコミュニケーションについて、ご相談にのったり、セミナーや研修をするのが仕事です」
つまり、働く人の人間関係や、どのように仕事を続けて行ったらいいか、などの悩みに応えるのが得意なカウンセラーということです。
でも、「悩みに応える」といっても、カウンセラーが、相談してくれる方の悩みを解消する方法論を持っていて、「あなたはこうこうすればいいんですよ」と、アドバイスするわけではありません。
最初の説明で「心理的に支援する」という言葉を使いましたが、カウンセラーの仕事は、相談者が、自分自身で問題に対処するための方法を見出し、そのために必要なエネルギーがわいてくるように手助けすることです。
カウンセリングをすると、なぜ、相談者が自分自身で問題に対処することができるのか?なにか魔法でもあるのでしょうか?
その「魔法」は、実は「聴くこと」の中にあります。
「聞く」ではなく「聴く」という言葉で表しているように、カウンセラーは、「傾聴」と呼ばれる、「聴く技術」について、訓練を受けています。
カウンセラーの技術は「聴く」ことだけではありませんが、「聴く」ことがすべての基本です。
カウンセラーに話をすると、相談者は、自分の心のなか中に目を向け、自分の感情や考え方について、より深いレベルで気づくことができます。その作業の中から、問題に対処するための方法がみつかるのです。
と言われても、なんでそんなことになるの? と不思議な気持ちがしますよね。
ここは、一度体験してみてはいかがでしょうか。
- ちょっと興味があったけど、カウンセリングってどこでどうやって受けるのかわからない。
- 一対一で知らない人と話すのって、なんかこわいような気がする。
- カウンセリングって、なんかアヤシイ。
- 別にそんな重大な悩みなんてないから関係ない。
- カウンセリングってうつ病の人が受けるものだよね。
いままでカウンセリングになじみがないと、こういうことを思っていることが多いようです。
カウンセラーと向きあう時間は、すべて、相談する人のためのものです。グチでも、怒りでも、妬みでも、どんなマイナスの感情を出しても構いません。相手に遠慮する必要も、いい子になる必要もないのです。
悩みや問題がなくても、カウンセリングを受けると、気分がすっきりします。
健康な人でも、肩や背中が痛いときマッサージにかかるように、ストレスで心が少しこわばってきたな、と感じたら、カウンセリングを受けて心をほぐしてみましょう。
まずは、下記リンクから「お試し」してみてはいかがでしょうか。