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「飲み会」を捨てたチームビルディング | サイボウズ式

「チームビルディングのために飲み会をするのは問題が多いから、飲み会のかわりにランチにしたらどうか」という提言です。

この中で、飲み会の問題について、ふたつ挙げられています。

  1. お酒を飲めない人にとっては苦痛な場になる
  2. プライベートで優先したいことがある人にとっては、飲み会はなるべく避けたい行事である

確かに、そのとおりですね。

付け加えるとすると、2つ目の点と重なりますが、子供を保育園に預けていたり、介護をしていたりする人にとっては、夜の飲み会は悩みのタネだということです。都合をつけるには、家族に迷惑がかかる。いつもいつも欠席では、職場での立場が微妙になる。たかが飲み会とはいっても、こういう状況で引き裂かれるような思いをする人も多いでしょう。

さらに、育児や介護を担っているのは、多くの場合女性です。「飲みニケーション」が当たり前になっているチームでは、同じチームの一員であるにも関わらず、女性が疎外されがちです。

また、女性の立場からすると、飲み会というのは、セクハラの温床であったりします。露骨にセクハラされなくても、お酌したり、料理を取り分けたり、「女性らしい心遣い」が期待されがちなのも、あまり愉快な状況ではありません。対等なチームの一員として扱われていないということですから。

それに比べれば、ランチは、かなりマシというのは確かですね。

みんなで飲食することで、親睦が深まり、人間関係がスムースになる、という効用は確かにありますが、お昼の休憩もまたプライベートな時間です。飲み会よりはましだとはいえ、五十歩百歩という感も否めません。

やはり、仕事のための行動であれば、勤務時間内に行うのが、チーム全員にとって平等であり、仕事として真剣に取組むということから、より効果も期待できます。

わたしがおすすめしたいのは、研修によってチームビルディングを行うということです。

新入社員全員や、管理職全員などを対象に、会社で研修は行われていると思いますが、数名のチームでもでき、講師を呼ばなくても内製化しやすい研修の方法があります。しかも、ずばりチームビルディングを目的にしたものも。

ラボラトリー方式の体験学習や、ヒューマンスキルトレーニング、人間関係トレーニングと呼ばれているものです。

座学に対して、ワークショップ形式で行われ、全員が参加できるよう、ファシリテーターが気を配慮しつつ運営します。時間的にも、2,3時間程度でできるものが多く、短い時間で人間関係が深まるよう設計されているのです。

チームビルディングのためだけに、研修をするというのはちょっと、と思われる向きには、傾聴研修アサーティブ・トレーニングなど、コミュニケーションに主眼を置いた研修が、いっしょに研修した仲間との人間関係を構築するのに効果的です。

もちろん、研修本来の目的である、コミュニケーション力を身に付けることで、さらにビジネスにプラスに働きます。

どれも、実際にわたし自身がセミナーに参加したこともあり、ファシリテーターや講師として多数行っているもので、効果の程は、まさに実感しています。

少人数で、リーズナブルな価格で実施できる研修に興味があれば、こちらからお問合せください。