いま、読んでいただいているブログは、「メンタルサポートろうむ」のサイトの一部です。
Wordpress で作成しており、最初につくったのは2013年です。

ブログ以外にたくさんの「固定ページ」があって、サービス案内事務所案内を掲示しています。

実は、ブログ、お知らせ、ランディングページ以外のページには、あまりアクセスはありません。
2013年当時とは、事務所の業務の内容もだいぶ変わっており、料金も何度も改定していますので、その都度変更が必要だったのですが、ほとんどだれも見てないということがわかっているので、つい後手後手になりがちでした。
しかし、さすがに放置できなくなり、現在リンク切れや古い記述等をせっせと直しているところです。

個人事務所ですがけっこういろいろなことをやっていますので、最初はそれを全部お見せしようと、壮大な計画をもって始まったサイトなのですが、いまでは、「ネットで見せたいものだけお見せすればよい」という方針に変わりました。

このサイトに書いてない業務もやっていて、「こういうことできますか?」という直接のご紹介や問い合わせから、ご依頼をお受けすることもあります。
でも、別にそれは全部書く必要ないよね、ということです。
選択と集中、ですね。

サイトに出していないだけでなく、業務自体も、年金と助成金はやっていません。
手続きと給与計算も、新規のお客様は受けていません。

社労士事務所は、職員をやとって規模を拡大していく方向か、個人事務所のままで専門職としてやっていく方向か、どこかで決める瞬間がやってきます。
もちろん、開業当初から見通しをもってやっている同業者もたくさんいます。

職員を雇わずに個人事務所としてやっていますので、どこかでそれを決意したはずなのですが、いまとなってはいつだったのか、はっきりわかりません。
手続き業務と助成金というのは、社労士の独占業務で、最初は多くの社労士がそこからスタートします。
それを「(新規は)やらない」と決めたところが、その分岐点だったのかな、と思います。

個人でやるのか、組織でやるのか、という分岐で、個人を選んだその次の選択は、なにを専門とし、その中のどの業務を中心に据えるかということです。

わたしの場合、専門分野としては「ハラスメント防止」「メンタルヘルス」であり、業務の核は「研修」と「労務相談」です。

残念ながら、地方で開業していると専門性をもとうと思っても、どうしても間口を広くしておかないと事務所経営は難しいです。
そこを乗り越えたのは、全国対応ということで、研修では遠くても実際に足を運ぶ、労務相談では、ITを駆使して遠方でも対応できるようにする、ということでした。
個人でやっている社労士のひとつの方向性だろうと思っています。

ご想像のとおり、それほど儲かるやり方ではありませんし、スケジュール調整に失敗すると忙しくて死にそうになったりしますが、自分としてはこの働き方に満足しています。

この業界、能力はあるけれど組織には馴染めないという人が一定数いるので、そういう人には参考になるやり方かも知れません。