職場の上司・同僚とのコミュニケーションがうまくいかない。つらいことがあっても、いつも自分ひとりで抱え込んでしまう。友人や家族はいつも忙しそうで、ぐちを言ったりしたら迷惑になってしまう。軽くつきあえる友人はたくさんいるけど、本音で話せる相手はいない。人前では明るくふるまっているが、ひとりになると落ち込んでしまう。

このサイトには、電話番号の下に「個人的な内容の無料相談はお受けしておりません」と書いてあります。
ずいぶん冷たいですよね。
でも、これを書くまでにはずいぶん悩んだのです。

ハラスメント防止を全面に出していると、問合せで多く来るのは、ハラスメント対策をしたいという企業ではなく、ハラスメントの被害を受けている方たちからのご相談です。
それこそ、3日にあげず電話がかかってきていました。

電話番号の上には「お問合せはお気軽に! 初回ご相談は無料です。全国対応いたします」と書いてあります。
これは、このサイトを作った当初から書いてあるキャッチコピーです。
おそらくは、これを見て無料相談を期待してかけてくれたのでしょう。

しかし、この「初回ご相談は無料」というのは、顧問契約や社内研修を頼む前に納得いくまでご説明しますよ、という意味です。
最初からなにも支払う気のない人に対して、無料でサービスします、ということではありません。

とはいっても、それはこちら側の都合で、無料と書いてあるんだから無料でしょ、というのも間違っていません。

かかってきたお電話に対しては、上のようなことをご説明して「ご相談は有料ですけど、いいですか?」と尋ねると、100%、「じゃあ、いいです」という答がかえってきました。
「どこに相談したらいいですか?」と聞かれると、行政等の無料相談窓口をご案内して終わる、というのが日常でした。

1回の電話なんて3分もかかりませんし、ハラスメントの相談をしたいと電話してくれる個人の方は、断られても失礼な態度をとる人はいなかったので、そういう意味ではいやな思いをしたわけではありません。でも逆に、困っている人が助けを求めているのに応えられないというのも、心の負担になるものです。

じゃあ、無料で相談に応じてあげればいいじゃない? と思うかもしれませんが、わたしは自分の仕事にプライドを持っています。理由もなくタダでサービスを提供することはしません。
飲食店がタダの食事を提供したり、お医者様がタダで診療したりしないのと同じです。

そういう日々が続いて、ある日決心をして、最初に書いた「個人的な内容の無料相談はお受けしておりません」と電話番号の下に書いたのです。

これを出してから、確かにそういう電話はほとんどなくなりました。
たまにかかってきて、「有料でもいいです」という方もいますが、「ではご予約を」ということで予約サイトをご案内すると、そこからさらに予約してくれる人は、めったにいません。

お金を払って個人の悩みを相談したい、という需要がどれだけあるかはわかりませんが、心苦しくてすっきりしないのであれば、そういうサービスを作って仕事として受ければいい、ということで、今回ご案内する「すももクラブ」を作りました。

できれば1回きりではなく、継続的に関わっていきたい、ということで、月払いの定額制にしました。
個人向けなので、月に5,000円からと、かなりのサービス料金ですが、年払いだとさらにお得です。

上の画像に書いてあることに心当たりのある方は、一度くわしいご案内を読んで、ご検討いただけると幸いです。