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個人的なあれこれ。

LGBTあるある動画

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マサキチトセの Queer 英会話 on Twitter

Twitter での話なんだけど、ここのところ考えていたことと重なるので、ちょっとシェア。

この動画のすばらしさは、ちょっと笑っちゃうような「あるあるネタ」を入り口に、人と人とのコミュニケーションのしかたにきちんと言及し、LGBTという枠を超えた話になっているところだと思う。

マサキくんも動画の中で言っているように、これはマサキくんの感じ方であって、同じこと言われても気にならない人もいれば、別の言葉にうんざりということも当然ある。

たとえば、在日外国人の立場からしても、こういうあるあるネタはやっぱりあって、げんなりすることもあるんだけど、それだけ興味をもってくれているということだから、と、前向きにとって一生懸命答えたり、ということもある。

料理が好きな人からすると、自分と同じ地域に住んでいる在日外国人がふだん何食べてるかとか、けっこう興味があることらしく、よく尋ねられるし、わたしもその気持はわかる。 あと、女性だとチョゴリがステキ、という話もよく出てくる。 それなら、そのことをテーマに集まろうか、と始めたのが、チャリティ Korean Cafeでもあるわけで。

まあ、一般的にここに出てくるようなこと言われたら、うんざりする人は多いと思うので、そういう知識を持っておくことも悪くはない。 ていうか、少しの一般常識とデリカシーがあれば、ふつうはこんなこと言わないでしょ、というのも多い。

とはいっても、前もって、相手がいやがることすべてを知っておくなんてことは不可能なので、当然間違ってしまうこともある。

反論されるだけではなくて、ふっと相手の表情が曇ったり、黙ってしまったりしたら、状況と相手との関係性によっては「あ、なにか悪いこと言った?」「よかったら理由を聞いていい?」「気づかなくてごめんね」という方向に行けば、失敗もリカバーできるし、かえってお互いの信頼が深まる、という結果になることも十分ありえる。

そのときはなにげなく流してしまっても、「あのとき、なにか言いたそうだったな」ということを覚えておくだけでも、違うと思う。

あと、「好意で言ったことなのに、否定的な反応がかえってきてがっかり」とか、「やっぱりLGBT(外国人)は」みたいなのが怖いので、黙って流してしまうか、適当に調子を合わせているマイノリティも多いと思う。ていうか、人のことではなく、わたしがそうだ。

適当に調子を合わせていると言っても、「それはないでしょ?」という相手の言葉に、やんわり注意したり抗議したりしてみたものの、とても嫌な思いをしたということが何度もあって、そうなっちゃっているわけで。あと、単純にめんどくさい、この人との関係性にそれだけのリスクをとったりコストをかける価値はない、という判断とか。

だから、この動画のように反応されたら、たとえ剣突くらわされたと感じたとしても、上に書いたような怖れを飲み込んだ上で、適当に流さずにきちんと向きあおうとしているっていうことはわかってほしいと思う。

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