怒りというのは、とても強い感情です。

仕事の中でミスをして怒られた。
ミスはないけど、なぜか怒られた。
相手の怒りが強くて、どなりつけられ、とてもへこんだ。
へこまないけど、こっちも腹がたってたまらない。

こんな経験のある方も多いのではないでしょうか。

強い感情を直接ぶつけられると、こちらもなかなか冷静ではいられません。
もし、自分に非があったとしても、「怒られた」ということに感情が反応してしまい、逆に素直に反省できないということもありますね。

ここでひとつ、発想を転換してみましょう。

「怒っている人」というのは、実は「困っている人」なのです。
相手の怒鳴り声は、実は「なんとかしてくれ!」という悲鳴なのです。

「きょうまでと頼んだのに、どうしてできていないんだ!」

というのは、

「きょうできていると期待して、これから先の予定を組んでしまったのに、変更するのは難しい。どうしたらいいんだ」

という困惑でもあり、

「自分の指示がちゃんと通らなかった。自分は相手から軽視されている。どうしたらいいんだ」

という困惑でもあります。

自分に非があれば、もちろん誠実に謝罪をすることが必要です。
自分自身には非がなくても、お客様に対しては会社の代表として謝罪をする必要があるときもあります。

謝罪するとともに、相手が困っているポイントを考え、困っている点に理解を示し、自分にできることをするという姿勢を見せる、ということが、重要です。

そして、「この人は顔を真赤にして怒鳴っていて、ほんとにコワイけれど、実は困っていて、助けてくれ、と言っているんだ」と思うようにすると、相手の怒りの感情に巻き込まれることも少なくなります。

目の前で相手が怒っているときは、なかなかこのように考えるのは難しいですが、過去に怒りをぶつけられたときのことを思い出して、相手はどこに困っていたのか考えてみるのも、自分の発想を転換する練習になりますよ。

ぜひ、試してみてください。