すでにお知らせしていましたとおり、7月24日に石巻法人会様主催の「社会保険料を適正化する方法」というタイトルのセミナーで、講師を務めて来ました。

写真だけ見ると、セミナー会場の写真がなくて、まるで遊びに行ったようですが、石巻は初めて、宮城県も実は初めて、というありさまだったので、観光気分も多少入っていたのも確かです。

日帰りだったのでゆっくり食べる時間はなく、昼も夜もお弁当だったのですが、せめてご当地のもの、ということで、牛たんと海鮮丼はしっかり食べて来ました。主催者様よりおみやげに笹蒲鉾をいただき、帰ってからこちらもおいしくいただきました。

セミナー自体は、20名様ぐらいのご参加で、たいへん熱心に聞いて下さり、少しでも持ち帰っていただくものがあればいいな、と思っています。

仙台からの交通は高速バスだったのですが、宮城県の中核的な町に行くのにバス? へんだな? と思っていたら、やはり仙石線がいまだに復旧せず、バス便を使わざるを得ないということでした。先方の担当者の方は「復興はまだ3年くらいかかりそう。でも、バス便だと仙台まで通う高校生がかわいそうで」とおっしゃっていました。

車窓からの風景は、米どころらしく、稲が青々としているし、壊れたままの家などもほとんど見かけず、一見復興が進んでいるように見えるのですが、逆に外壁が新しくきれいな家が多いところに、津波の傷跡を感じました。

駅前に津波の推移を示す表示があり、腰のあたりの位置まで水が来たということを知りました。それまでサイボーグ009 の主題歌を心のなかで歌いながら写真を撮っていたのに、そこに観光客気分でカメラを向けるのはなんとなくためらわれ、撮らずに来てしまいました。東日本大震災の被害を忘れないため、注意を喚起するための表示なのだから、たくさんの人に見てもらって悪いことはなにもないのですが、われながら妙な気持ちの動きでした。

もうひとつ、行ってみてびっくりしたのが、石巻は石ノ森章太郎のキャラクターの像があちこちにあり、駅舎もサイボーグ009 だらけ、ということでした。商店街のほうにも、もっとあるらしいのですが、時間がない上に、小雨が降り、両手に荷物という状態で、思うように写真が撮れなかったのが、ちょっと残念でした。