ここのところ、立て続けに映画を見ています。
わたしが学生だった30年前の東京は、「名画座」と呼ばれる旧作を上映する映画館が何十館もあり、料金は2本立てで500円から1,000円くらいだったと思います。映画好きには天国のような街でした。
現在は地方住まいで、DVD全盛ですから、劇場で映画を見る機会はぐっと減りましたが、それでもやっぱり大スクリーンと音響の魅力には抗えません。
映画の感想など、日常のあれこれを記したブログはこちらです。
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怒りは身近な感情であるとともに、対処することが難しい感情でもあります。毎日イライラムカムカ。こんな状態では自分が疲れ、意欲を失うだけではなく、周りとトラブルを起こしてしまうかもしれません。
このセミナーでは、怒りの原因になっている自分自身の思い込みに気づき、怒らなくてもよいことでイライラカリカリする生活から脱出することをめざします。
少人数でワークを行うことにより、講師や、ほかの参加者から、ていねいなフィードバックをしてもらい、新しい自分に出会えるかもしれません。
怒りをコントロールする方法を学んで、仕事でも家庭でも、余裕のある生活を手に入れましょう。
9月16日 怒りをコントロールするセミナー
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■■ 迷惑をかける ■■
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職場のメンタルヘルスについてお話するとき、「同僚や部下の異変にいち早く気付くことがだいじです」という内容が必ず入ります。
わたしが言っているだけではなくて、どの本にもそう書いてあります。
でも、現実には、「ちょっとおかしいな」「いつもと違うな」と思っても、そのことをやんわり本人に伝えたとき、
「だいじょうぶです!」
「なんともありません!」
と、相手が虚勢をはってしまうと、なかなかそれ以上つっこめませんよね。
いつも気を張って、きちんとしなければいけない、と思っている人は、弱音をはく、ということは、難しいものなのです。
でも、人間は機械ではないのだから、気分や体調の浮き沈みはあって当たり前。仕事がうまくすすまなかったり、体調がつらかったら、早く言ってくれたほうが、対処しやすいのに。
と思っている方も多いでしょう。
部下や同僚が、困ったことがあってもなかなか相談してくれない。
この問題のキーワードは「迷惑」です。
自分が不調になってスローダウンしてしまったり、休んでしまったりすると、周りに迷惑がかかる。
「助けてほしい」といえば助けてくれるだろうけど、それは相手に大きな負担になる。
そう思っているから、なかなか相談できず、かえって問題が大きくなってしまうのです。
では、「迷惑をかける」ことを恐れている人に、相談してもらうには、どうしたらよいのでしょうか。
「いつでも相談してね」
という語りかけももちろん大切です。
そしてもうひとつ、相手の悩みごとを聞いたとき、自分がどんな表情をしているか、最初になにを言っているか、あなたは意識しているでしょうか。
いままでに、もしそういう場面があったとしたら、自分の表情や言動を思い出してみて下さい。
そういう場面が思い当たらなかったら、自分ならどういう表情や言動をしそうか、考えてみて下さい。
相手を慮るより先に「自分への迷惑」を気にしていないでしょうか。
「周りに迷惑」という言葉だったとしても、その内実は「自分に迷惑がかかる」と言っているも同然、ということも多いものです。
実際に自分や同じ職場の人の負担が増えることに対して、平静ではいられないかもしれません。
でも、そこで「迷惑」というキーワードを出してしまうと、その人はもう二度と相談してこなくなります。
迷惑かどうか、という視点ではなく、問題にどう対処したらよいかいっしょに考える、というスタンスで受け止めてみてください。
それには、具体的にどのようにしたらよいか、という対策にフォーカスしてみることが大切です。
迷惑はかけたり、かけられたりするもの。必死で避けようとするものではないよ。そう言ってあげて下さい。
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