いままで、研修やセミナーでは、「心構え」という精神的な問題に落とすのではなく、「どのように行動するか」という点を主軸にお伝えしてきました。
でも、橋下大阪市長の従軍慰安婦についての発言を見ると、考え方の根っこに人権意識がないと、いくら知識があり、社会的地位があっても、人を大切にすることはできないのだと、つくづく感じます。
ハラスメントの話にしても、「なにをするべきか」「なにをしてはいけないのか」という行動の問題として語りますが、やはり、「職場の仲間を、かけがえのないひとりの人間として尊重する」という気持ちが根本にないと、マニュアル的にお利口になっても意味がないのでは・・・とむなしい気持ちになってきます。
輝かしい5月の緑を見ながら、自分の仕事の根本を考えています。
 +。::゚。:.゚。+。。+.。゚:;。+゚+。::゚。:.゚。+。。+.。゚:;。+゚+。:+。::゚。:.
どうして、みんなわたしの話をちゃんと聴いてくれないんだろう?
わたしの話し方がヘタなんだろうか?
そんな悩みを持っているあなた、実は問題は話し方ではなくて、聴き方にあるかもしれません。
上手に聴くコツは、練習すればどなたでも身につけることができます。
人の話を聴くプロである産業カウンセラーの講師が、上手に聴くコツをお教えします。
聴く力は、コミュニケーション力の基本です。
聴き方が変われば、人間関係が変わります。
ワーク主体の楽しいセミナーで、コミュニケーション力をアップしましょう。
6月16日(土)コミュニケーション力をアップする聴き方セミナー
 ==========================================
   ■■ ハラスメントの相談があったら ■■
 ==========================================
「うちの会社は、ちゃんと相談窓口を設けていますが、相談自体ぜんぜんありません。当社はハラスメントのない、いい会社です」
と、胸を張る経営者や人事労務担当者がいたら、ちょっと待って、と言いたくなりますね。
セクハラやパワハラなどの相談が、会社の相談窓口に寄せられないのは、
1.ほんとうにハラスメントがない。
2.ハラスメントあるのだが、被害者が会社の窓口に相談したくない。
というふたつの状況のどちらかということであり、2の可能性を担当者が考えていないこと自体、実際は「被害者が会社の窓口に相談したくない」場合が多いでしょう。
セクシュアル・ハラスメント、パワー・ハラスメントのご相談を受けたり、報道を見ると「どうしてそこまでひどい目に合っているのに、長期間だれにも相談しなかったのだろう」と思うときがあります。
でもこれは、被害を受けた方の気持ちにまったく寄り添っていない、無責任な考え方です。
ハラスメントの被害を申告するということは、自分より会社で立場が上の人、権力のある人に対して「たてつく」という行動なのです。
自分の会社での立場を考えたとき、
「ちょっとくらいならがまんしたほうがいいのではないか」
「もし、被害を申し立てたら、仕返しされるのではないか」
「会社にいられなくなるのではないか」
ということから、相談や申告をためらってしまうことは多いものです。
また、言葉の暴力などにより、自分の人間性を否定され続けていると、怒り、悲しみを感じるのはもちろん、無気力になってしまったり、抑うつ状態になってしまったりして、被害を回復するための行動を起こせなくなるということも、珍しくありません。
さらに、会社の相談窓口に相談しても、
「しょせん、会社の手先なのだから、自分の味方になってくれないのではないか」
という気持ちから、相談しないということもよくあります。
ですから、もし、あなたが経営者・管理職・ハラスメント相談窓口の担当者で、社員からなんらかのハラスメントの相談を受けた場合、最初に必ず言わなくてはならないことは、このようなことです。
「言いにくいことなのに、よく相談してくれました。ありがとう」
「相談してくれたことによって、あなたの立場が悪くならないよう、わたしが責任をもってあなたを守ります」
「いままでつらかったでしょう」
ハラスメントなんておおげさだ、この人の思いすごしじゃないか、この人が被害を受けたと言っている◯◯さんは、そんな人じゃない。
そんな気持ちが起こることもあるでしょう。
でも、ほんとうに思い過ごしかどうかの調査は、まずよく話を聞いた後です。
そして、相談しにきた人が、安心して話を聞かせてくれるかどうかは、相談を受けた人の最初の対応にかかっています。
この対応をあやまると、問題が大きくなったり、被害を受けた人、ハラスメントをしてしまった人、そして、会社自体が大きく傷つく可能性があります。
ご自分が相談を受ける立場の方は、ぜひこの点をしっかり胸においてくださいね。

 

職場のハラスメントについて、防止したいとき、お困りのときは、メンタルサポートろうむの総合的なハラスメント対応をご利用ください。