8月に入り、毎日カンカンと日差しが照りつけています。

雨が降らないので、家庭菜園のキュウリのできがよくない、と義母がこぼしています。

栃木では、雷のことを「雷(ライ)様」というのですが、ライ様も夏休みでしょうか。

さて、正社員と非正社員の処遇の違いはいろいろありますが、社会保険に入るか入らないか、というのは大きな違いですね。

ただ、会社が「この人はパート」と決めたから、社会保険に加入しなくていいということではありません。

加入するかどうかのルールを知っておくことが必要です。

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   ■■ パートの社会保険加入 ■■ ========================================================

既婚女性のパートさんを新規に雇い入れたとき、「わたしは、夫の扶養になっているので、社会保険には入りません」とご本人から言われたことはないでしょうか。

会社としても、人件費がアップしてしまうので、なるべく社会保険に加入させたくない。

本人が「入らない」と言っているし、配偶者の扶養になっているのであれば別に誰も困らないからいいよね? と、そのままにしていませんか?

夫か妻が社会保険か公務員共済などに加入していて、本人の収入がおおむね130万円未満などの条件を満たせば、配偶者の被扶養者として、健康保険料はタダ、国民年金も「第三号被保険者」としてタダ、しかも給付については国民健康保険、国民年金の保険料を払っている人とまったく同じ、という現状、年収が130万にも届かないパートさんの場合、社会保険に加入するのをいやがるのも無理からぬところはありますね。

しかしながら、会社の方は、ほんとうにそれでいいのかどうか、ルールをきちんと把握しておく必要があります。

正社員より勤務時間が短いパートタイマーが社会保険に加入するかどうかの境目は、1日または1週間の労働時間が、その会社の正社員に比べて、おおむね4分の3以上あるかどうかで判断されます。

具体的にいうと、

(1) 週40時間の 4分の3 で、週の所定労働時間が30時間未満である
(2) 1日8時間の 4分の3 で、1日の所定労働時間が6時間未満である

このどちらかをクリアしていればよいわけですね。

逆に、パートさんであっても、たとえば1日7時間で週5日働いているような人は、週の所定労働時間が35時間ですから、(1)(2) どちらの条件にもあてはまらないので、社会保険に加入する必要があります。

また、「家族の扶養に入っていれば、社会保険に入らなくてもよい」という除外規定はありません。

さらに、「収入が少ないから社会保険に入らなくてもよい」という除外規定もありません。

もうひとつ「本人が希望しないのであれば、社会保険に入らなくてよい」という除外規定もありません。

同じ条件で雇っているパートさんについて、ある人は社会保険に入れる、ある人は社会保険に入れない、というような扱いをしていると、労務管理上問題ですね。

また、「パートはすべて、時間数が条件にあてはまっても、社会保険に入れない」ということをやっていると、年金事務所の調査が入った時に、最悪、さかのぼって加入させなくてはいけなくなり、過去の分の保険料も請求されることがあります。

人件費を抑えるため、パートタイマーを社会保険に加入させたくないのであれば、最初から所定労働時間を、上に書いた条件の中におさまるように決める必要があります。

その場合、所定労働時間は条件をクリアしていても、いつも残業で、実態としては、時間数が長くなっていた場合も、調査の時には「加入の必要あり」と判断されますので、注意してください。