CIMG3044

会社の歓送迎会などで、料理屋さんで宴会をしているとき、かいがいしく料理を取り分ける女性。あなたはどう思いますか?

やさしい、気が利く、しつけがいい、と思って眼を細める方もいるでしょう。

一方で、なにか割り切れない、もやもやした思いを抱く人もいます。わたしもそうです。

そういう行動をする女性について、点数稼ぎであるなどと思っているわけではありません。

単に、自分がサーブしやすい位置に座っているので、親切心からやっている行動である場合がほとんどでしょう。

ただ、「女性であれば、料理が出る場ではすすんで取り分けるもの」「同じ客であっても、女性はサービスする側」という感覚が、やっている本人や、まわりにも感じられる場合に、なにかもやっとするのです。

実際、これが男性の行動であれば、正直、なんとも思いません。というより、まめに動くいい人だね、ということで好感度アップというところです。

セクハラのセミナーをするとき、就業後の宴会についても、会社との関連が深い場では、そこも「職場」として扱われますので、注意してください、ということは必ず伝えます。

お酒が入って気がゆるむ、開放的な気分になってつい、というだけではありません。

職制上の上下はあっても、男性だから、女性だからということでは上下がないはずです。それが、宴会などの場では、どうしても旧来の性別役割分担がはっきり見えることが多く、そのような雰囲気の中では、女性を対等な職場の仲間としてではなく、性的な対象として見る気持ちが表に出てきがちなのです。

こういう場合、管理職や先輩としては、さりげなく男性に「◯◯さん、これちょっとお願い」と頼んだり、あれこれと動いている女性には「まあ、ちょっと落ち着いて座って、ゆっくり話しましょう」などと声をかける心遣いがあると、雰囲気がずいぶん変わってきます。

宴会の時くらい、軽い気持ちで楽しみたいのに、いちいちうるさいな、とお思いかもしれません。でも、その気持は女性であっても同じであることに、ちょっと気づいてほしいものです。

 

セクハラ・パワハラ防止には、メンタルサポートろうむがお役に立ちます。お気軽にご相談ください。

 

この記事は、メルマガ「人事労務に効くクスリ 93号」として配信いたしました。Web と同じ記事が、自動的にメールボックスに届く、便利なメルマガ登録はこちらからどうぞ。