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いまさらなのだが、なんとなく見逃していた作品を、無料視聴を始めたばかりの Netflix で見つけたので。

原作のマンガ、日本のアニメ等はなにも見ていない。ストーリーもまったく知らず、チュ・ジフンキム・ジェウクが出てるということくらいが事前の情報。

蓋を開けてみたらユ・アインも出ていたし、チュ・ジフンの子供の頃の役で、天才子役の名をほしいままにしていた演技派、ヨ・ジングも出てました。10歳か11歳くらいのころで、マッシュルームカットもかわいらしいのだが、わざとらしさがまったくない、迫真の演技。ほんと、どれ見てもすごい。

あと、うれしかったのは、イ・フィヒャンをひさしぶりに見たこと。なんか好きなんだよねー。重いものを抱えている雰囲気がよく出ていた。

とつぜんミュージカル風になったり、心象風景がそのまま画面に出てきたりするマンガチックな演出や、美しい俳優たちを見るのも楽しいのだが、なにかもうひとつしまらない。

わたしが甘いものが好きじゃなくて、次から次と出て来るおしゃれなケーキにもまったく食指が動かなかったからでもない。

そうそう、劇中歌はジャウリムで、これもまたセンスがいい。

結局、セリフで説明しすぎなのかなーと思い至った。

キム・ジェウクが、部下であり弟子であるユ・アインについて「将来性がある」とか「これほど努力するものは他にいない」みたいなことを言うんだけど、それが、絵としてはぜんぜん出てこなくて「あ、そうなの?」という感じ。

キム・ジェウクが「魔性のゲイ」だと説明するあたりも、ゲイバーのマスターという、いかにもな説明役が出て来るし、女の子が苦手だというのも、全部セリフで説明しちゃう。

結果、うすっぺらくなっている。

眼差しひとつ、身ごなしひとつでいろんなことを語れる俳優たちをたくさん使っておきながら、なんともったいないことよ。

日本のドラマや映画なら、こういう脚本や演出でちょうどいいのかもしれないけどね。