www.wowkorea.jp

韓国語で「싱글라이더」。シングルライドなので、single ride かと思ったら、single rider でした。

シングルライダー(Single Rider / Single Riders)とは、一人で乗り物に乗る人のこと。また、その人たち向けのテーマパーク・遊園地などのサービス。   という意味だそうです。もちろん、知っていたわけじゃなくて、この記事を書くために検索した。この映画は、たぶん前者の意味。

見たのは公開当日の2月22日。

ソウルのCGV明洞にて。

www.seoulnavi.com

上のサムネイルにあるのは、ビル1階の窓口で、ここでチケットを買って、8階のシネコンで見ることもできるし、シネコンの中には、もちろんチケット売り場や自販機がある。

わたしが見たのは夜10時半からの回(それでも最終回ではなく、まだ夜中にもう1回あった。平日だよ?)だったので、1階のチケットブースはもう閉まっていて、ビルの他のお店も営業終了していた。ただ、開いている入り口はあり(当たり前だ)、案内係?のおじさんがひとりいたので、格別不安な感じはしない。

 

当然まだ日本未公開。

最初にリンクしたのは、韓国の芸能ニュースなどを扱うサイトなんだけど、Wikipedia にもページがあったので、こちらも載せておこう。

Single Rider (film) – Wikipedia

韓国旅行中に映画を見ようと思い立ったはいいが、韓国語の聞き取りにあまり自信がない。ストーリーの単純なアクション映画がいいなーと思ったのだが、泊まっていたホテルに近くて、夜遅くにやっていて、洋画以外(英語のセリフで字幕韓国語はきつい)、となると、ほかに選択肢がなかった。

イ・ビョンホンとコン・ヒョジンが出ているし、どっちも間違いのない役者だから、映画もそんなに悪くないだろう、という程度の期待感。

8階にあがってみると、チケット売り場の前にもだれもいないし、窓口にお兄さんがひとりいるだけ。映画のタイトルを言い、座席の指定をしてもらって中に入る。

9,000ウォンでした。

韓国の映画館は、そもそも日本より安いのだが、曜日や時間帯によって料金が変わる。数年前にソウルで映画を見たときは、平日午前中だったので、4,000ウォンだか5,000ウォンと言われ、あまりに安いのでびっくりして聞き返した覚えがある。

中に入ると、これまた、だれもいない。

上映時間5分前までひとり。

劇場の番号間違えたかと不安になって入り口に行ってみたが間違いはなく、ちょうど3人グループが入ってきたので、わたしもそのまま席についた。

で、やっと映画が始まるのだが、見ているとなんとなく不安になる内容。

幸い、早口のセリフはあまりなく、聞き取れない部分はないのに、あれ? あれ? と思うことの連続なのである。

美しい夏のビーチで、ほかの人はすべて海辺にふさわしいカジュアルな格好をしているのに、イ・ビョンホンひとりが紺のスーツで、革靴。その浮きぶりたるや、見ているとつらくなるくらい。

韓国では、幼い子供の英語教育のため、妻子だけを英語圏に留学させ、国に残った父親がせっせと仕送りをする、という社会現象があって、そういう父親は「キロギアッパ」と言われている。

キロギというのは、雁のこと、アッパは「お父ちゃん」という意味である。

イ・ビョンホンもそのキロギアッパのひとりなのだが、2年ぶりに妻子に会いに行ってみると、妻のコン・ヒョジンは白人の男とクスクス笑いながらマリファナをきこしめしている。

韓国にいるころは、きちんとメイクして、落ち着いた服装だったのに、化粧もほとんどせず、髪型も服装も超リラックスした感じ。家の中も、ひどく散らかっているほどではないのだが、なんとなく雑然としていて、これまたうるさい夫(どう見ても神経質で完璧主義なイ・ビョンホン)がいないからリラックスしてるようすが垣間見える。

当然大ショックなんだけど、妻と対決しようとはせず、ただ傍観しているだけの主人公。

話が進んでいくと、妻の胸の内もだんだんわかってきて、ただ、外国での自由な暮らしで浮かれているわけじゃないという描写もあるのだが、主人公にはまったくそれが伝わらない。

明るい日差しの中で、ポメラニアンはかわいらしく走り回り、おどろおどろしい音楽などもまったくかからないのだが、なんだか足元がふわふわと定まらないような不安な感じがずっと続く。

なにかヘンなのだけど、いったいどこが?

と思いながら見ていると、最後にどーんといままで不安に感じていた理由の種明かしがある。

このブログはネタバレあり、と注意書きがあるのだが、さすがにこの映画のネタバレだけはできない。

イ・ビョンホンはアクションなし、腹筋なし、ただのサラリーマンという役だが、やっぱりそれだけじゃない、というわけだ。

妻役のコン・ヒョジンは、かなり難しい役だったと思うが、とても自然で、白いワンピース姿も美しい。

バックパッカーの女の子役のアン・ソヒは、初めて見るが、若いのに安定感があり、芸達者な主演ふたりに見劣りしないのだから、たいしたものだ。

静かで繊細な映画である。

メモ

邦題
原題 싱글라이더
監督 イ・ジュヨン
俳優
原作
劇場  CGV 明洞
媒体
だれと
観た日 2017/02/22